吃音がある人の就活就労体験記&相談支援


No.20
性別: 男性
年齢: 30代前半
職種: ITサービス 
業種: CADオペレーター
居住地域: 中部
勤務年数: 6〜9年目
主な仕事内容: 自動車部品の設計
吃音の症状: 中度まで改善。大学時代までは重度。
就職活動について: 学校と名前を言うのに5秒近い難発と連発が毎度出て、経歴の読み上げも全ての出だしで吃った。 グループワークは無口を貫いて、劣等感を増強させてしまう時間だった。 約30社受けて、1次面接通過は2社のみ。 なぜか1社だけ内定が出て、今に至る。
困っていること: 電話業務のある職場で、電話を任せて貰えない時期があった。 今も電話業務のない職場で働いており、配慮されている。 それが嬉しいことでもあり、悲しいことでもある。 ずっとこの環境は続かないので、将来が不安。
工夫していること: 早く話そうとすると自分の場合は吃音症状が出やすいので、話す速度は抑えて話している。 吃音のない皆でも嫌がる朝礼当番を毎日担当し、少しでも改善させようとする前向きな姿勢を見せる。 電話業務がないので、昼飯のお弁当の注文の電話を買って出て弁当当番を担当している。
周囲の配慮: 一泊二日の新入社員研修で配慮して欲しいことの欄に、「吃音」と記入。 電話業務の少ない職場へ配属。
アドバイス: 学校のセンターや、吃音の友達など、相談できる人を見つけてください。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/10/10)

No.19
性別: 男性
年齢: 20代後半
職種: 医療・福祉
業種: 精神保健福祉士
居住地域: 関東
勤務年数: 6〜9年目
主な仕事内容: 精神保健福祉士として、精神障害をお持ちの方の支援をしています。個別の面接相談・電話相談を主として、医療機関への同行・訪問の支援をしています。
吃音の症状: 現在は、難発・連発があります。 仕事上で電話連絡する際、会社名が言えないことも多々あります。 (精神科病院に仕事で電話すると、難発の症状が出てしまい、患者さんと勘違いされてしまうことも良くあります!) 上司への報告は、文書等でまとめるのではなく、話す機会を増やす意味で口頭で報告しています。
就職活動について: 大学4年生から始めました。 最初は、セミナー等の研修にとにかく参加していました。自己紹介や他己紹介、グループワークなどを経験して、就職活動に慣れるように頑張っていました。 工夫したのは、①ある程度話す内容は少しだけ決めておいて、その瞬間の状況を判断しながら話し方を変える。②発語できなかったら、とにかく言える単語を発して、場をつなぐ。 ・・・といったことを意識していました。 結局は、30社ほどを受けてほとんど全部落ちました。1社については、社長面接をした後に単純にそこで働きたくなかったので辞退しました。 (大学をフリーターで卒業し、ぶらぶら遊んだ上で、バイト⇒非常勤⇒常勤と進みました)
困っていること: ①言い換えがきかない単語が多い  疾患名・薬剤名など非常に発音しにくい単語が多いです。医療福祉関係は略語が多いので、経験を積めば言い換えが出来るようになります。 (入職直後に略語多用はおすすめしませんが・・・)
②緊急対応の難しさ  利用者の生命・私の生命が危険な状態の時、吃音のために口頭での対応がしにくいです。ぺらぺら話せる人に比べて、対応スピードが落ちます。
工夫していること: 「自分はこんな話し方なんです」と事前に伝えるようにしています。 特に電話が苦手なので、電話で話すことが多い人に関しては、必ず顔を合わせるようにしています。必要があれば、お茶・食事・飲み会に誘って関係を構築します。 しっかり関係を築けて「どもってる人から電話きたら、この人」と思ってもらえるようにしています。
周囲の配慮: 基本的に話すのを待ってくれます。話し方については指摘されません。
アドバイス: 学生の頃は、吃音があるから仕事ができないと思っていました。実際に働き出すと、吃音があっても十分働けますし、吃音があるために仕事ができないというのは言い訳に感じます。 確かに、吃音があることによって仕事スピードに影響が出ると思います。でも、仕事が出来ない訳ではないです。  面接時に定型文を読み上げる様にすると言えなかった時に大変なので、どんなシチュエーションでもその瞬間に考えていることを言語化できるようにしてみてはいかがでしょうか。(これが出来たら、医療福祉の現場でも困りませんよ)
相談の可否: 可
(掲載日:2016/9/12)

No.18
性別: 女性
年齢: 20代後半
職種: 建設系
業種:  事務職
居住地域: 関東
勤務年数: 3〜5年目
主な仕事内容: 資材やインテリアの発注業務、その他事務全般 
吃音の症状: 社内の人や直接話すときは出にくい(出ないよう言い換え等工夫しています) 事務職なので電話応対があり、いけないことですが極力出ないようにしています・・・ こちらから業者宛に電話するときは、割り切って電話しています。 社名のあ~行は出やすいので助かっていますが、や行の自分の名前に苦戦しています。かならずといっていいほどどもりますが、気にしないように気持ちを切り替える努力をします。
就職活動について: もともと話すことは好きですが、緊張と相まって面接はうまくいきませんでした。 自信もなくなって落ち込むことばかりでした、でもうまくいく面接もありました、そういうところが結局は自分に合っているところなんだと思います。私は性格的にもアットホームな規模も小さなところが合っていたと感じるので、今の会社で満足しています。 吃音についてはカミングアウトしませんでしたが、他社の面接官でとても理解があり優しく接してくれる方がいました。吃音はマイナスじゃなく個性です、吃音があるからプラスになるところが絶対あると思います。負けないでほしいです。
困っていること: 電話応対だけがトラウマです・・・うまく話せることもあって、治ったと思った時期もありましたが、一度どもると振り出し行きです。 社内社外問わず、対面での会話はそこまで出ていないので助かっています。
工夫していること: 言い換えること、極力電話をしなくていいように仕事を進めること、 電話中は、リズムをとったり、紙に書きながら話したり、身体を動かしながら注意を他にうつすようにしています。
周囲の配慮: 吃音を公言はしていませんが、さりげなく他の方が電話をとってくださいます。 私の取り方がおかしいと思っているのか、配慮なのかはわかりませんが助かります。
アドバイス: 吃音はつらいです。話せないことがこんなにもつらいなんて、吃音者にしかわからないでしょう。私は吃音をいい訳に逃げ出したくもなりました。 でも、吃音者は他人の気持ちを汲み取るのが得意で、空気を読む力があって、他にもそれぞれ個性がたくさんあるのにそれが吃音に埋もれてしまうなんてもったいないです。 不利になることは仕方ないですが、助けてくれる会社は必ずあると思います。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/9/12)

No.17
性別: 男性
年齢: 30代後半
職種:  食品製造業
業種:  営業
居住地域: 中部
勤務年数: 10年目以上
主な仕事内容: 営業
吃音の症状: ほとんど吃音が出なくなりました。たまに難発になります。
就職活動について: 素の自分を見せる。吃音があることを伝える。その方が楽です。
困っていること: 困っていることはありません。
工夫していること: 自分の意志が伝われば良いと思います。紙に書いて伝えたり、メールやFAX を活用する時もあります。
周囲の配慮: 吃音をカミングアウトしているので、周りの人は私が吃音があることを知っています。特に配慮は受けていません。
アドバイス: 素の自分を出して下さい。吃音のことを言っても、受け入れてくれる企業と出会えるまで、就職活動を続けた方が良いと思います。自分が納得することが大切です。
相談の可否: 可

備考: 営業の前は総務で採用担当もしていました。採用担当者の気持ちも分かります。
(掲載日:2016/8/7)

No.16
性別: 女性
年齢: 20代前半
職種: 医療・福祉  
業種: 事務職  
居住地域: 近畿
勤務年数: 来年度より
主な仕事内容: 利用者さん方のご案内、デスクワーク(予想)
吃音の症状: 言葉が出てこない ブロックが起こる は行・や行が苦手なことが多い  
就職活動について: 面接では、聞かれると思われる質問の回答を考えて挑んだこともあり、困るほどには吃音は出ませんでした。 目上の方への接し方を学ぶことができました。様々な方に助けを求め、支援・応援をしていただきました。
困っていること: 働き始めて、しんどいことが積み重なった時に、吃音が重くならないか不安です。
工夫していること: 現在は、食品レジのアルバイトをしているのですが、苦手なは行から続く言葉を発する時、例えば「ほ」からの言葉を発する場合は(はひふへ)と心の中で唱えた直後に「ほ○○...」と発しています。ただ、この発声法をくせとしたくない方は、多用するのはお控えください。
周囲の配慮: 今はありません。
アドバイス: (就活を迎える方へ)伝えたいことを確実に「伝える」ことを第一とするのはどうでしょうか。自分のことを、吃音のことも、「伝えて」、自分を必要としてくれる場所を見つけてください。 就活を続けて、不採用となったところが増えるほど、採用をいただけるところが近づきます。続けるほどに、不採用となるところは減ってきます。落ちた分、縁のなかった会社が減り、良縁の会社が残っていきます。自分の希望に沿うところに決まるまで、続けてほしいです。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/6/28)

No.15
性別: 男性
年齢: 30代前半
職種: 会計・税務コンサルティング 
業種: コンサルタント
居住地域: 関東
勤務年数: 6〜9年目
主な仕事内容
 クライアント(主に法人)に対し、会計と税務面に関するコンサルティング等を行っています。具体的には、新規上場支援、M&A支援、予算・利益 計画・資金繰計画策定支援、月次・年次決算レビュー、決算書・税務申告書作成などを行っています。  
 クライアント企業の経営者や経理担当者の方とコミュニケーションを取る機会が多いので、話す機会も多いです。吃音があるなしに関わらず、話術や話す内容 についての知識や経験が必要な仕事です。逆に言うと、多少どもっても、言ってるが正しかったり、クライアントにとって意義のあることを言っていれば、それ が正当に評価されます。重度の吃音者の方でなくて、ビジネスに興味がある方であれば、コンサルタントはオススメの職業だと思います。
吃音の症状
 軽度だと思います。ただ、昨年(2015年)までは、たまに難発が出てしまった時に、どうしても言葉が出てこないということもありましたが、いまはその ようなこともなくなりました。  
 それは、7年ほど前から習っている、『アレクサンダー・テクニーク』という、心身の緊張を意識的に和らげるメソッドを体得できたことが大きいです。個人 的な意見としては、吃音は、気持ちの面の緊張もありますが、身体(筋肉)の緊張が大きな要因の一つだと思っています。  
 バルサルバ効果が吃音の原因だと主張している研究者もいますし、私もその説が正しいのではないかと思っています。(バルサルバ効果とは、息む(息を詰め る)動作で呼吸が止まり、筋緊張が起こることで普段より筋力が発揮できる生理的な現象です。重いものを持つときなどに起こる身体の作用です。)ビル・パ リーという研究者は、吃音者は話すときにも、このバルサルバ効果が反射的に起こっているのではないか、という説を唱えています。  
 つまり、話すという刺激によりバルサルバ効果(反射)で全身の筋肉の過緊張によって話すのに適さない身体の状態(声帯が締まるなど)になってしまう。吃 音者はそういった身体の状態(過緊張)になっていることに気づかないまま話し続けようとする。しかし、声帯は締まっているので声は出ない(難発)、もしく は、つっかえる(連発)。ということが起きているのではないかと思います。  
 おそらく、バルサルバ反射は避けることが難しい(閾値が下がれば避けることもおそらく可能)だと思いますので、反射が起きて過緊張になったときに、その 過緊張を意識的に止めて、話すことに適した身体の状態に変えることがでれば、吃音の症状はなくなると思っています。そして、その過緊張を意識的に止める方 法が、アレクサンダー・テクニークです。  
 色々書かせていただきましたが、私の文章の拙さもあり、初見で分かる方はいないと思います。
 ただ、
 話す=身体(全身)を使う=運動≒スポーツ
 だと思っていただければ、緊張しすぎていたら上手くパフォーマンスできないし、逆に、意識的に過緊張が解ければ、上手くパフォーマンスができる、というシ ンプルなことだと思います。ただ、スポーツがすぐ上達しないし座学だけでは上手くならないと同様に、吃音改善も時間と実践が必要だと思います。
就職活動について
 多対多の形式の場が苦手だったので、グループ面接やグループディスカッションがあった会社は落ちました。1対1や1対多の面接であれば比較的得意だったので、そういった面接のみの会社は内定をもらえました。
困っていること
 電話応対です。出なくていい場合は出ません(事務の方や後輩社員がいる時間帯など。)ただ、事務の方や後輩社員が帰ってしまった場合等は、自分が電話に 出なればいけなくなるので、電話が気になって、仕事の効率が下がります。
 実際、いまでは電話でもほぼどもりませんが、苦手だった頃のクセや身体の悪い反射が抜けない感じです。なので、朝早く出社したりして、電話がかかってこ ない時間帯に仕事したりしています。(これはこれで、時間を有効に使えていいというメリットもありますが。)これから電話応対も時間をかけて慣れていけれ ばと思っています。
工夫していること
 吃音に関してとは違いますが、仕事をすることに意識を向けています。
 どういうことかというと、どもったら自分がどう思われるか、とか余計なことをできるだけ気にしないようにしています。例えば、先輩や上司に伝えないとい けないことがあるとします。しかし、吃音を気にして、上手く言えなかったらどうしよう、先輩・上司に変に思われたらどうしようと思い、伝えるべきときに伝 えない、あるいは、そもそも伝えすらしない。もし、そのようなことをすれば、やるべき仕事をしていない、とまでは言いませんが、仕事に対して良い姿勢だと は思いません。仕事より、自分が気になってしまっています。
 どもりそうでも伝える、それが仕事をすることだと思います。でも、伝われば伝え方はなんでもいいので、口頭に限らず、メールでもwordでもexcle でもパワポでも手書きのメモでもなんでもいいと思っています。
 私も100%実践できているかといったらそうではありませんし(電話応対)、自戒の念も込めての意味もあります。そして、重度の方には実際には難しいか もしれませんので、ご参考までに。
周囲の配慮: 特にないです。
アドバイス
 読んでいる方は吃音者の方だと思いますし、吃音をなおしたいと思っている方が多いと思います。
 では、なぜ吃音をなおしたいと思っているのでしょう。
 それは、流暢に話したいからだと思います。
 では、なぜ流暢に話したいのでしょう。
 それは色々なご意見があると思いますが、ざっくりとまとめると、より多くの人とより良くコミュニケーションを取りたいからではないでしょうか。
 つまり、話すことはあくまで手段であって、目的ではありません。
 吃音者の方は、話すことに執着するあまり、流暢に話すことが自体が目的になっているケースも多くあると思います(なにより、昔の私がそうでした)。
 そうなると、相手に伝わったかどうかより、どもったかどもっていないかに重きを置くようになります。それでは本末転倒です。
 コミュニケーションを取るという目的は達成するための手段は、話す以外にもたくさん選択肢はあって、書く(メール、LINEなど)や顔の表情やボディラ ンゲージや、はたまた音楽であったり、スポーツやゲームを通じて仲良くなったりすることもあります。
 なので、流暢に話すことよりも、相手に伝える、コミュニケーションを取ることに主眼を置いてほしいと思います。
 例えば、面接の際に、用意してきた質疑応答を流暢に言いたいという気持ちも分かりますが、それよりも、その場で自分が思ったこと、相手に伝えたいことを 言う、そのことの方が大切だと思います。大きくずれなければ、言い換えもバンバン使っていいと私は思っています。
 ただ、言い換えられない固有名詞(自分の名前など)は出るようにしておきたいです(面接で自分の名前は必ず言いますし)。自分の名前だけでも、どもらず に言えるような練習(私の場合ではアレクサンダー・テクニーク)をした上で、上記の心構えで臨んでいただければ、いい結果になると思っています。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/6/1)

No.14
性別: 男性
年齢: 40代以降
職種: テレビ局  
業種: 技術
居住地域: 関東
勤務年数: 10年目以上
主な仕事内容: 

テレビ局で番組制作の技術関係の仕事をしています。 現場ではなく、現場運用がうまく回るように予算管理をしたり、スタッフを管理したりしています。
吃音の症状: 

3歳の頃に兄弟に対して酷く怒っている親の様子を目の当たりにした直後から吃音になったと言われており、間も無く44歳です。
一番酷かったのは小学校高学年〜社会人3年目くらい。
その間は特に電話NG、親兄弟との会話NGなど難発、連発、随伴、吸い込み、吃音症状のすべてを網羅していたと思います。
現在は、かなり落ち着いているとは思いますが、自己紹介は言えたり言えなかったり、仕事と友達への電話はまあまあ大丈夫、随伴((座っている状態で)片足を持ち上げる)はたまに出る、そんな感じです。
就職活動について
非常に辛い思いをしました。
泣き叫ぶ日も何日かありました。
でも諦めるつもりはありませんでした。
最終的には希望の会社ではありませんでしたが辛うじて入社は出来ました。
これを機に自分の吃音と対峙することになり、所沢のリハビリテーションセンターに通うきっかけになり、今となっては良い機会だったと思います。
就職活動で皆「自己分析」をすると思いますが、「何故自分が吃るのか」、「何故今までその吃音をなんとかしようと思わなかったのか」などその答えすら持っていなかった自分を猛烈に反省しました。
困っていること
 話すこと自体は好きですが、やはり日によってとかその場の状況によって吃音が酷く出ることがあるなど、状態が安定しないので、上司や同僚を不安にさせていると心配すること。
また吃音が理由で重要な案件から自分は外されているのではないかとか変に勘ぐってしまうこと。 自分の言葉でバチッと喋れないことで、「幼く」見られているのではと勘ぐってしまうこと。
あと酷く吃るとやはり相手に気不味い表情を浮かべられてしまうこと。
工夫していること
うまく喋ろうとする自分への精神的負担を少しでも軽くすることに努めています。
例えば、電話で話さなくてはいけない場合は、事前におよその話をメールで連絡しておいたり、発表しなくてはいけない場合は、簡単な資料を配布したり。
あと電話する場合も相手の会社ではなく携帯電話にかけたり(呼び出すのに相手の名前を言わなくて済む)、自分も携帯電話を使って電話をしたり(相手の携帯電話に自分の番号が登録してあれば、こちらの名前も名乗らずに済む(場合が多い))しています。
発声そのものは、最近は、喉仏を下げて口内を広げ、低めの声で、ゆっくり目で、自分の声を自分の耳でよく聞きながら喋るよう心がけています。
周囲の配慮
配慮を受けていることは特に無いです。
カミングアウトしたわけでは無いですが、ほとんどの人が「こいつは吃りだった」という認識はあると思います。
たまに「ここは確実に俺が喋らなきゃいけない場面」と思っていても、配慮の結果なのか、外されてしまうことがあるので、無言の配慮はやめてほしい…ってワガママでしょうか。
アドバイス
先にも書きましたが、一度は自分の吃音は一体何者で、何故今日まで一緒に来てしまったのかって分析すること。
あと、治る治らないはともかく、一度はSTさんに付いてもらいトレーニング(?)をしてみよう。 自分の吃音が何なのかを把握して、少しでも症状を軽くすることは大切です。
相談の可否:可
(掲載日:2016/5/24)

No.13
性別: 男性
年齢: 20代前半
職種:  製造業
業種:  技術職
居住地域: 中部
勤務年数: 3〜5年目
主な仕事内容: 産業用大型機械の据付、整備。
吃音の症状: 軽度~中度の連発。居酒屋など周りが騒がしい場所では重度の連発&難発。
就職活動について: 面接に関しては、静かな場所では吃音症状があまり出ないので不安はなかった。しかし、学歴や資格の面で職業選択の幅が狭く、自分が興味を持った仕事を見つけても条件に合わず応募すらできなかった。現在は、習い事で知り合った人に紹介され町工場で働いている。
困っていること: 遠く離れた相手に指示を出す、数字を読み上げるなどの作業を苦手としている。
工夫していること: 職場の人達に誤解を与えたりストレスを感じさせないように吃音のことはしっかりと説明する
周囲の配慮: 特に受けている配慮はないが、大声で指示をする作業は向いていないので他の人が担当してもらえるとありがたい。
アドバイス: 吃音というハンディキャップを乗り越えられる自身の強み、精神力の強さがないと社会人を続けていくのは大変。まずは自分に自信を持って就職活動に励んでほしい。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/5/19)

No.12
性別: 男性
年齢: 20代後半
職種: 専門・技術 
業種: 生産工程
居住地域: 近畿
勤務年数: 3〜5年目
主な仕事内容: 工場で生産した部品の検査 
吃音の症状: 重症度合いは中の上くらい。難発・連発どちらもあります。焦って話そうとすると後者の割合が高くなります
就職活動について: 一次面接で落ち続けてへこみ続けましたが、吃音とは関係ないところが問題だったと気づき気持ちを入れ替えて臨んだ結果、何とか就職できました。
工夫していること: 吃音の有無にかかわらずコミュニケーションにおいて最も大切なことだと思いますが、流ちょうに話すことよりも話の「内容」を常に意識して話すよう心がけています。また人前で話すときには腹式呼吸で少しでも声が通るように心がけています。 
周囲の配慮: 職場ではどもってもノータッチで普通に接してもらう。
アドバイス: まずは自分が何をしたいのか、どんな生活を送っていきたいかを最優先に考えてもらいたいです。吃音という障壁を全て取り除いた上で自分の進むべき道を探っ て行く方が視野も可能性も大きく広がると思います。どうしても吃音が障壁となるのであれば、その時に別の道を探って行くのもよいかと思います。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/5/18)

No.11
性別: 男性
年齢: 20代後半
職種: 公務員 
業種: 技術職
居住地域: 関東
勤務年数: 3〜5年目
主な仕事内容: 食品等の検査、分析等
吃音の症状: 難発と連発ともにあり。症状は中程度。あ行が苦手
就職活動について: 模擬面接をたくさん受け、面接慣れしていくよう心掛けた。面接では吃音がそこそこ出たが採用されるに至った。面接では吃音がある旨は伝えていた。
困っていること: 電話の取り次ぎで固有名詞がなかなか出ず、苦労することがある。人間関係は良い関係が築けていると思うので仕事への支障、辛さは少ないように思う。
工夫していること: 職場の人とコミュニケーションを積極的に取り、良い人間関係を築くよう心掛けている。
周囲の配慮: 配属された現場において上司等に吃音のことは伝えたが、特段配慮してほしいとは言っておらず、他の職員と同様の仕事の振られ方、評価のされ方をされている。
アドバイス: 就職活動では吃音のことを見て見ぬふりができないので大変だと思います。私は自分のやりたいことと、吃音の症状で困難が想定されることの両方を考慮し、上 手くバランスを取りながら進路を選択していくように心がけました。実際に働いてみないと分からない部分も多いですが、様々な職種について、インターンシッ プやアルバイト等で体験し、自分の吃音と付き合いながら仕事をして行けそうか体験し、考えることも大事かと思います。面接は場数をこなし、慣れることが大 事だと思います。回を重ねる事で面接に対する緊張感、恐怖感が減ったり、自分なりのアピールの仕方が出来上がっていくように思います。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/5/18)

No.10
性別: 男性
年齢: 20代後半
職種: 製造業 
業種: 製造業
居住地域: 中部
勤務年数: 3〜5年目
主な仕事内容: 工場で使われる大型の設備の製造と据え付け 
吃音の症状: 難発と連発の両方出て、症状は中度ほど。仲の良い人との会話、複数人での会話、威圧的に人と話す時には症状が悪化するとともに、それを隠すために早口に。
就職活動について: 自分なりの吃音改善のための練習をしたり、大学の就職課やハローワークで模擬面接などをしてもらう。しかし重要な面接などではことごとく症状が悪化して不採用に。最終的には友達の紹介で今の会社に入社。
困っていること: 職場に威圧的に人が多いため吃音症状がかなり出る。さらに症状が出ることを恐れて、言う必要があることを後回しにしたり回避してしまい、正常なコミュニケーションが取れていない。
工夫していること: 積極的に話すようにはしているが、うまくいっていない。
周囲の配慮: 社長が他の従業員に吃音をことを説明してくれているために、話す際の不安感は少し軽減されていると思う。
アドバイス
営業職で働いている吃音者もいるが、話しの良し悪しで成績が決まるので吃音者はどうしもて不利になってしまいます。なので、よほどのバイタリティーがあったり症状が軽度ではない限り、専門知識や能力が重要視されるような職種を選ぶのが無難だと思います。
面接に関しては場数をこなすことが大事だと思います。回を重ねる事で緊張感が減ったり、自分なりのコツが見つかったりします。
さらに就職活動を始める1,2年前からSTによる言語訓練等を受けて、吃音症状自体を軽減することも重要だと思います。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/5/17)

No.9
性別: 男性
年齢: 20代後半
職種: 建設 
業種: 現場管理
居住地域: 九州
勤務年数: 3〜5年目
主な仕事内容
元請の建築会社からの発注書を元に現場で必要な材料の手配・配送
職人さんによる施工後の点検・補修
施工中のサポート など 
吃音の症状: 普段の症状は軽度ですが、苦手な行(特にあ行)の言葉が言い出しの時は難発になります
就職活動について
面接ではかなり吃ってしまっていたため、就職活動初期の頃は面接が比較的少ない会社を選んで採用試験受けていた 最終的に知り合いのツテで入社した 
困っていること: あ行が苦手なので、調子が悪い時は挨拶するのにさえ苦労した 
工夫していること
言い換えができる言葉はなるべく伝わりやすい言葉に置き換えていた
相手に電話をかける時は言いたいことを紙に書き出して電話をかけていた 
周囲の配慮: 特になし・入社する際に社長には吃ってしまうことを伝えた
アドバイス
就職活動初期の頃は「失礼します」の一言を発言するのにも苦労していたが、就労していく中で耐性のようなものができ(?)自然と症状が改善されていきました。やはり話すことに慣れることが必要なのかなと思います。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/5/17)

No.8
性別: 男性 
年齢: 20代後半 
職種: IT  
業種: エンジニア 
居住地域: 中部 
勤務年数: 1年目 
主な仕事内容: 情報システムの開発・設計 
吃音の症状: 普段はあまり出ないが、あいさつなどの決まり文句・初対面の人と話すときなどに症状が出る。連発・難発の両方。 
就職活動について: 新卒時はとにかく面接でうまくしゃべれず、失敗した。既卒になってからの就活では、「どもっても気にするな」と自分に言い聞かせるようになるなどの心境の変化があった。数回面接を受け、内定をもらった。
困っていること: 仕事上電話はあまりなさそうだが、うまく話せるかという不安がある。
工夫していること: ゆっくり話すようにしている。特に第一声を意識的に伸ばすことがある。
周囲の配慮: 配慮は受けていないし、今のところは必要ないと考えている。症状が出たとしても、それをないものとして接してもらえればうれしい。
アドバイス 自分の性格や価値観・症状の特徴などを踏まえた上で、自分が活躍できそうなフィールドを選択してみるのも一手かと思います(例えばIT業界は思考力やヒアリング力が重要視される業界で、かつしゃべる際の流暢性はそこまで求められていないような印象があります。)あとは吃音者には集団面接が苦手な人が多いので、個人面接だけの企業を選ぶなど。 
相談の可否: 不可 
(掲載日:2016/5/17)
No.7
性別: 男性
年齢: 30代前半
職種: 医療
業種: リハビリ職
居住地域: 近畿
勤務年数: 1年目
主な仕事内容
脳に損傷などが原因で、摂食嚥下、構音、高次脳機能などの障害を抱えた方に対してリハビリを行う
吃音の症状
挨拶、自分の名前、患者さんの名前、電話対応など、言い換えができない状況で苦しむ。 
患者さんの名前を呼ぶことが信頼関係を築くために必要だと考えているため、ゆっくり話すことを心がけて言うようにしている。 
また、場の空気や雰囲気、患者さんにより吃音頻度は変化し、自分が苦手とする状況で吃音の頻度は上がる傾向。 
言うのに時間がかかりそうな単語に関してはカードを常備するか思案中。
就職活動について
面接の練習は念入りに行った。 
自分の苦手なことばを使用しない言い回しを練習する。 
面接官には自分に吃音があることを話し、それで悩み、そこから学んだこと成長したことを説明。 
今現在は、克服し前向きに生きていることを強調する。
困っていること
自分の吃音によって起こるかもしれない患者さんへの不利益。 
患者さんに対してさまざまな検査を実施するが、ことばが出ないことで時間がかかり、患者さんの疲労ストレス不安の原因となること。 
患者さんの教示理解が困難となり、検査結果に影響すること。
工夫していること: 
ゆっくり話すこと。 
人や業務に苦手意識を持たないこと。 
回避しないこと。
自分の吃音を話せる人を作ること。 
単語カードを持ち歩くこと。 
言うことが困難なときに筆談できる用意をしておくこと。
吃音のある自分を認めること。 
恥ずかしいことでも悪いことでもないことを自分が理解すること。 
患者さんとの信頼関係に影響がでるときは自分の吃音を話すことを念頭に入れておくこと。
周囲の配慮
はじめから配慮を受けたいとは思わないが、自分の吃音により病院や患者さんに不利益が生じると判断されるなら、その業務を回避せざるを得ないと思う。 
その会社の方針や考えに従う。
アドバイス: 
面接時に吃音をカミングアウトすることは私は大切なことだと思っていますが、 自分にとって何が一番言いたいのかを明確にすることが大事だと思います。 
吃音があるから何? 
カミングアウトすることで相手の感じ方捉え方はさまざまです。 
重症度も含めて自分の吃音を説明できるようすること。 
学生とは異なり、社会人としての責任が生じることで、いま悩んでいる人より、悩んできた人が前向きに生きようとしている姿を面接官は好む気がします。 
自分に合う会社は必ずあると思いますし、それは入社してからしか分からないかもしれません。
 面接に落ちる理由はさまざまです。 
自分に合う会社に出会うまで、面接を受け続けてほしいです。
相談の可否: 可 
(掲載日:2016/5/17)

No.6

性別: 男性
年齢: 20代後半
職種: 情報通信 
業種: 技術職(組み込み系システムエンジニア)
居住地域: 中部
勤務年数: 6〜9年目
主な仕事内容: 航空機の飛行制御システムの開発等
吃音の症状: 業務中は主に電話対応、会議、朝礼時に吃音症状(予期不安のみを含む)が発生します。
就職活動について: 当時、就職氷河期中だったので、吃音の有無に関わらず周りの人はみんな大変そうでしたが、その中でも「吃音」というハンディキャップがある状態で臨む就活は非常にプレッシャーを感じました。
困っていること: 電話対応や会議などでうまく発話ができない・思ったことを言葉にできなかった時は無力感を感じます。
工夫していること: 近しい同僚や上司には、自身が吃音であることを伝え、概ね理解して頂いています。
周囲の配慮: ・言葉が出るまで、待ってもらえる ・いい意味で特別扱いせず、他の人と同じように仕事の機会を与えてもらえる
アドバイス: 就活時、(あくまで自分の場合は、ですが)とにかく多くの会社の面接を受け、面接という場面に「場慣れ」することで予期不安を解消しました。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/5/17)

 

 

No.5
性別: 男性
年齢: 30代前半
職種:  医療・福祉
業種:  保健医療
居住地域: 中部
勤務年数: 3〜5年目
主な仕事内容: 言語聴覚士
吃音の症状: 会話では、話し方がスムーズではないことは明らかですが、それほど異常な印象は与えないと思います。音読では、頻繁にどもります。特に母音が苦手です。緊張した場面とリラックスした場面の両極端な状況で症状が出やすいです。
就職活動について: 現在の職場は事実上の学校推薦のような形式での受験でしたし、業界が売り手市場なので、あまり苦労はありませんでした。
困っていること: 検査などで、定型文を言わなければならない場面で苦労が多いほか、朝礼での発言など時間的な制約がある場面で、非常に緊張します。また、同僚の中でも威圧 的な相手と話す時にはどもりながら話す気力が湧かず、つい押し黙ってしまったり、伝えるべきことを先延ばししてしまうことが少なくありません。患者さんと 会話をすることが仕事ですが、吃音の調子によっては、話すモチベーションを保つことが難しい時期があります。
工夫していること: リハでは、あらかじめ話す内容を考えてから仕事に臨むようにしています。どうしても話す気力が湧かない時には、抗不安薬を服用しています。
周囲の配慮: 特に配慮は受けていませんし、これがあれば困難が軽減するというような配慮も思い浮かびません。強いて言うならば、吃音症状を悪化させるような威圧的な患 者さんの担当にはなりたくないという気持ちがありますが、そうすると職場での評価が下がってしまうので、言い出しにくいです。
アドバイス: もともと話すことが好きという人はともかく、そうでないならば、できるだけ対人よりも対物がメインの仕事を選んだ方が精神的な負担が小さいと思います。また、できるだけ資格に基づいた仕事を選んだ方が、いざという時に職場を変えやすいので、気持ちが楽です。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/5/17)

 

 

No.4
性別: 男性
年齢: 20代後半
職種:  製造
業種:  技術職
居住地域: 近畿
勤務年数: 2年目
主な仕事内容: 自動車部品の研究開発をしています。現在2年目なので、プログラムの設計、コーディング、試作品の評価、仕様書の作成などを行っています。電話応対は基本 的には他の新人の方が担当しているので、自分は1日2〜3回程度電話応対をします。会議で作業結果を報告する時など、人前で話す場面があります。 同じ課の先輩を見ると、社外の取引先、または共同開発をしている方との電話会議や、出張して打ち合わせを行うといった業務を頻繁にされています。
吃音の症状: 症状の度合いを検査で調べてもらったことがありますが、中程度のレベルでした。電話や自己紹介などの緊張する場面や、日常会話でも難発が出ます。
就職活動について: 大学院の修士の時に就活をしました。十数社の面接を受け、自由応募でも内定をもらいましたが、最終的には推薦で現在の会社に入りました。選考を受ける会社 を選ぶ時は、吃音があっても働けるのか、と考えながら選んでいました。その点は後悔していますが、今の仕事は楽しいと思っています。ESや面接でも、吃音 があるとお伝えしていました。
困っていること: 電話応対や報告をする時に吃音の症状が出ます。また、話しかけたり電話をかけることをためらってしまい、社内チャットやメールで済ませてしまう事があります。結果的に作業が遅くなり、仕事が遅れたり、ミスにつながる場合もあります。
工夫していること: 始めに職場の方に吃音の事をカミングアウトしました。
周囲の配慮: 職場の方にカミングアウトしているので、少し配慮してもらっているかなと思います。話す時は難発で時間がかかってしまいますが、話し方ではなく話の中身を 聞いてもらってるように感じます。ただ、プレゼンスキルなど話す能力も含めて評価されるので、吃音が社内での評価に影響していると思います。
アドバイス: 技術職の話になりますが、誰でも仕事の経験を積めば、技術的な知識は身についていきます。逆にコミュニケーション能力はその人の性格による部分が大きいと思います。自分なりの吃音との付き合い方を探して、楽しみながらコミュニケーション能力を磨いていきましょう。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/5/17)


No.3
性別: 男性
年齢: 20代後半
職種:  医療
業種:  言語聴覚士
居住地域: 東北
勤務年数: 1年目
主な仕事内容: 入院・外来患者さんのリハビリ。
吃音の症状: 症状は軽いと思いますが、不安が少し強いです。
就職活動について: 吃音で就職に困ったことはありませんでしたが、電話や面接ではかなり緊張しました。
困っていること: 患者さんに行う検査や練習などで、流暢に話さなくてはならない場面があり、そこでは少し苦労しています。
工夫していること: なるべく自分の状態に注目せずに、周りのことに注意してます
アドバイス: 面接などは、内容や伝え方を真剣に考えることで、吃音に注意を向けないようにすると、人によっては不安が減るかとしれません。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/5/17)


No.2
性別: 男性
年齢: 30代前半
職種: 出版 
業種: 編集
居住地域: 関東
勤務年数: 3~5年目
主な仕事内容: 国語教材の編集をしている。原稿作成、校正など。
吃音の症状: 難発がある。とくに母音が苦手。
就職活動について: 出版や新聞などマスコミ関係を志望していた。吃音もあり人前が苦手だったので、本格的に就職活動が始まる前から、大学のキャリアセンターが主催するコミュ ニケーション講座やワークショップなどを片っ端から受けて、人と接する訓練をした。おかげで、吃音が解消されたわけではないが、人前でもあまり緊張しなく なった。
困っていること: 電話対応が苦手。会社名の最初が苦手な母音なので、とくに電話を掛けるときに苦労する。その他の業務には、吃音による支障はほぼない。
工夫していること: 社外からの電話は主に後輩が受けてくれるが、出る必要がある時は出る。メールを使うなど、社外と連絡をとる際はなるだけ電話を使わなくて済むようにしている。
周囲の配慮:上司と社長、一部の社員には吃音のことを話している。今のところとくに配慮は受けていないが、吃音の調子が悪いときなど、電話対応をしなくて済むようお願いしようかと考えることがある。
アドバイス: 吃音があることは、確かに、就職活動や仕事をするうえでハンディとなることがあります。しかし、公務員からお笑い芸人まで、うぃーすたの活動を通して、本当に様々な仕事に就いている人たちと会ってきました。吃音を理由に進路を狭めず、自分の目標に向かってチャレンジしていただけたらと思います。
相談の可否: 可

備考:どんなことでも、相談に乗ります。
(掲載日:2016/5/17)

 


N0.1
性別: 男性
年齢: 20代前半
職種: 医療・福祉
業種: 経理
居住地域: 近畿
勤務年数: 1年目
主な仕事内容: 会計業務・電話対応
吃音の症状: 挨拶の時多少吃る程度で、比較的軽度だと思います。
就職活動について: 緊張もあり吃りましたが、カミングアウトはせず面接を受けました。
工夫していること: 電話対応では、ものすごくゆっくり話すことを心がけています。入社したての頃は緊張もあり早口になってしまっていたせいか、スムーズに電話対応できませんでした。電話に慣れてくると落ち着きも出てくるようになり、ほとんど吃らなくなりました。
相談の可否: 可
(掲載日:2016/5/17)